実践!心法書道㉑~㉒

臨書17~18日目

「萬方」、三日経過。「直線と曲線の書き分け」と意識してきたのですが・・・。

3-9

「萬」三画目から四画目へ連面へと移る部分、私は柔らかさが出てしまっているが、懐素はかなりシャープ、楷書に近い感覚である。


そして「萬」の最終画からの連綿のエネルギーを受けて、「方」の一画目の横画が緩やかにたわんで書いてしまった。しかし懐素はたわみはなく、きっぱりと直線で右上がり。右上がりの角度も足りなかった。これは「被」の一画目から二画目の感覚に通じる。この部分も、最初書くのに抵抗があったところだ。やはり懐素との何らかの深層心理の違いが間違いなくあるということか。


全体を見てみよう。懐素の字に直線は赤、曲線部分はブルーで〇枠してみた。

特に「方」の二画目は、①曲線 ②直線 ③曲線 ④直線となり、三画目の最終画へと曲線でつながり、左への払いを直線でバシッと引き締めてとめる、きりっとして格好良い。

私の「方」とまるで雰囲気が違う。直線の意識がまだまだ足りない。


17日目

18日目

心法書道

人は自然の一部 自らがよりよく成長するために 大自然の理を理解したい 世界の調和は自らの内なる世界の調和から 書道はそれを可能にするとてつもない芸術です

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