実践!心法書道⑳

臨書16日目。

今日から「化被 草木 頼及」に続き、次の「萬方」スタート。

まさに軽妙洒脱(=軽やかでしゃれている、俗っぽくなく、さわやかで洗練されて巧みなこと、「洒脱」=さっぱりしていてこだわりがないの意)という形容がぴったりな二文字、素敵だ。

1-1

「萬」の三画目、草かんむりの横線であるが、その書き出しが左に戻りすぎる。これは、「草」の三画目と同様、戻らず大きく右へズレてなくてはいけない。やはり字の規範通り戻ってしまう。まさに自分の平凡さが出た感じ、いただけない。


1-2

「萬」三画目意識してズレてみた。


1-3

「萬」から「方」へのつながりに迷い生じる。


1-4

前回を受けて字同士のつながりは改善、「方」の一画目から二画目への流れ、連綿線が交差してしまったが、これは字と字の間隔が狭かったせいであり、角度は悪くない。「方」もなかなかいいかもしれない。


1-5

「萬」は字の中にしっかりした横線が三本現れているが、最終画の回転して部分の横線が弱くなった。


1-6

前回を受けて、横線の強さを意識したものの、1-4ほどに戻らない。彼の線はシンプルだが弱々しくない。


1-7

「萬」が小さくなりすぎ。


1-8

全くだめ


1-9

「方」は少し雰囲気が出てきたか?「萬」の横線の三本目弱い。まだまだ課題多し。


この二文字、ほぼ切れることなく、一筆で連綿して書かれているが、その中に、直線と曲線がはっきり書き分けられている。直線と曲線をなめらかにつなぎながら、それらを混同してない、つまりごっちゃになっていない。曲線は曲線、直線は直線。他の文字も確かにそうなのだが、この二文字は特にそこに留意しないと、全く雰囲気が近づかない。パッと見た時の印象以上に、書いてみると直線のウエイトが大きい。本当に格好いい二文字である。


初回の今日の中では、、、あえて言うなら1-4か?


他の字のはBESTはこれ。

「化被」16-5  

「草木」4-4

「頼及」4-7

心法書道

人は自然の一部 自らがよりよく成長するために 大自然の理を理解したい 世界の調和は自らの内なる世界の調和から 書道はそれを可能にするとてつもない芸術です

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