実践!心法書道⑦

中国で学んだ書の学び方をご紹介していきます。

「心法とは」をご一読いただいて①から順にご覧ください。

臨書四日目。

4-1

「化」と「被」で墨つぎしてしまったら二文字の位置関係がまっすぐになってしまった。手本は「被」が右へずれる。「化」の四画目傾いた。「被」二画目までの軽さダメ。つくり五画目左に寄ってしまった、もう少し右へ。字中空間広く。


4-2

「化」力の抜け感だいぶいい。四画目の傾き直った。やはいr「化」四画目かた「被」の二画目まで一続きが自然。「被」四画目OK。五画目直線でひるんだ。曲線へうつるタイミング注意。4-1より改善。

4-3

良くなってきている。「化」はだいたいOKか、三画目の終筆、四画目へのつなぎしっかり。へんとつくりを若干広くするべきか?線質はOK.二文字の配置のズレも改善。でもまだそろいぎみ。「被」つくりの四画目、起筆もう少し上から右への傾斜ももう少し欲しいところ。四画目が上へあがることで字中空間も広くなるだろう。やはり全体的に穏やかながらメリハリはしっかりしている。


4-4

「化」さっきのほうがいい。四画目が弱い。」非」へんはいい仕上がり。つくりの四画目角度はOKだが、少し丸みがでてしまった。五画目直線はOK、曲線へ移るタイミングOKだが、曲線の丸みがいびつ、少し迷い出たか。


4-5

「化」離れてきた。なぜ?にんべん起筆から不注意。二画目も流れながらひくのではなく、流れてきて着地したら上下運動なし、シンプルに。三画目長すぎ。


4-6

全くダメ。「化」かなり遠ざかる。「被」の傾きもダメ。つくりは五画目傾きOK.全体のイメージが全然違う。気が散った。4-3がいいな


4-7

はぁ、少しホッとする、ちょっと雰囲気戻った。「化」三画目の起筆注意。「被」一画目と二画目離れすぎたが角度開き具合は悪くない。つくり五画目上に行き過ぎ、少し下げる。最終画もう少しねかせること。


4-8

雰囲気戻ってきている。「化」が少し大きくなった。三画目の起筆気をつけてみた。「被」二画目、点から離れすぎないようにと意識しすぎて地区なりすぎたため、右上がりの角度がつけられず立った印象に。つくりはよくなってきた。さぁ、ラスト一枚。字の大きさと洗練さを意識して書いてみよう。


4-9

だいぶいい。「化」一画目少し短い。四画目の終筆、少し下に下げて終わるべき。「被」へんよし。つくりも形良し。五画目の曲線部分、ふわりと少し軽やかに線の太い細いをつけるようにしよう。


<今日の感想>

不注意になると、字の傾斜と字中空間の配分が離れやすい。右上がりの強さは、いいと思う方向への素直な順応性の表れ。積極性、推進力にもつながるエネルギーだ。私はそれが弱いのか。彼はオーバーな自己主張や人目につくことを好むタイプには思えない。周囲の状況に対して素直な順応性と適度な積極性を持っているように感じる。



心法書道

人は自然の一部 自らがよりよく成長するために 大自然の理を理解したい 世界の調和は自らの内なる世界の調和から 書道はそれを可能にするとてつもない芸術です

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