実践!心法書道⑧

中国で学んだ書の学び方をご紹介していきます。

「心法とは」をご一読いただいて①から順にご覧ください。

臨書五日目。彼は率直、無駄に飾りだてたりしない性格だと意識して臨む。

5-1

すっきりした印象。字形すこし落ち着いてきたか。「化」もう少しさっぱり感が欲しいところ。「被」つくり五画目少し左傾に。へんの二画目左下への線、少し丸みが必要。


5-2

軽さは出たが、一枚目のほうがいい。「化」つくり少し傾いた。」非」三画目少し短くなった。心地を重視するとまだ形がずれる。


5-3

形、改善。少し元気がなくなったか。躍動感に欠ける。少し書くスピードを上げてみるか。「被」五画目左傾ができない。


5-4

少し傾き出た。まずまず「化」はいい。自分の書いた「化」でもいいと思えた。「被」の二画目左への突出がやりすぎ。もう少し慎ましく。そしてもう少し右上がりに。


5-5

「化」OK、いい。「被」ずれてきた。二画目の左下への丸み忘れていた。三画目から四画目、離れたのはまぁいいが、へんとつくりが離れてしまった。四画目少しくねくねしたか、許容範囲か。五画目六画目OK.


5-6

何も考えず書いたらだめだ。「化」離れてきた。にんべんはいいが、つくりが軽すぎる。「被」二画目の角度、右上がり、まっすぐさほしい。つくりの五画目傾き出たが貧相。


5-7

少し改善。「化」この字は良く見ると縦長である。正方形に近くなってしまった。「被」やはり二画目の右上がり、なぜできない?つくりはOK.


5-8

これまで腰痛があり、座って書いていたが立って書いてみる。勢い出た。「化」縦長に書けた。三画目の起筆蔵筆にならずかつ重すぎて失敗。「被」二画目改善。五画目傾きOKだが、ふくらみが減り、字中空間が暗い。やはり立つのがいい。


5-9

「化」にんべん打ち込み不要。つくり三画目蔵筆OK。四画目傾いた。「被」最初から四画目までOK.、これまでで一番いい。五画目六画目が残念。五画目、曲線部分は少し力を抜いてはらうこと。最終画起筆の甘さ、丸みが出てしまった。


<今日の感想>

形はだいぶ入ってきたと思ったが、勢いが出るとやはりずれが出る。形がまだだ。しかし書いていてとても気分がいい。


心法書道

人は自然の一部 自らがよりよく成長するために 大自然の理を理解したい 世界の調和は自らの内なる世界の調和から 書道はそれを可能にするとてつもない芸術です

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