オンラインレッスン 文字の変遷 隷書講座
書の美しさは、なんといっても筆だからこそ生まれる線質です。
さまざまな線質を表現するためには、筆法において「蔵筆」と「中鋒」が大切ですが、それを学ぶのにとても便利なのが隷書だと思っています。
当然、楷書や行書や草書でも学べるのですが、一般的に隷書は字の表現に一定の規制(字の大きさ、水平度、字と字の配置など)があるため、あまり一字一字の造形に気を囚われず、連綿もなく、起筆・送筆・収筆と各部位の筆法に集中できます。
もちろん隷書と一言で言っても、発展段階、時代や地域において様々で、その造形において自由度の高い表現のものもあり、なかなか楽しいものがたくさん残っています。
今回は、秦の始皇帝の文字統一前から、文字の変遷をいうテーマを軸に、時代順にさまざまな隷書を鑑賞しながら、隷書がどのように生まれ、それがどのように円熟していき、後世の楷書、行書、草書へと発展していったのかをまとめ解説しました。
ひとつだけご紹介。
こちらは漢隷の一例、紀元前2世紀ころのもので、馬王堆帛書といいます。
元旦の「謹賀新年」はこの帛書の字体で書いてみたものです。その内容は大量で、当時のあらゆる分野の知識を知ることが出来る大変貴重なものです。
生徒さんには、隷書も好きなものを選んでいただきました。
やはり心惹かれるものがテンション上がりますからね。
0コメント