千切りキャベツ考

突然ですが、我が家は毎朝大量の千切りキャベツを食べます。起きたらまず千切りするのが日課なのですが、うまくいく時と、なんかしっくりこない時があるんですよね。


今朝はなんかしっくりこず、もやもやしていたところ、ふと先日の生徒さんの言葉を思い出しました。

「先生に筆を持ってもらって書くと、すごく軽いですね。私、力を入りすぎなんでしょうか?」

そういえばちょっと力んでいたのかも・・・と包丁を持つ手に気づいたのです。


千切りが気持ちよくできているときは、どういう時だろうか。

シャキシャキ切る感覚がすーっと手に伝わってきて、切れる感覚を楽しんでいるくらい気持ちがいい時、やはり肩に力は入っていないなと思ったわけです。


例えば陶芸なんてダイレクトに素材の土を触るわけですが、ものづくりは素材に触れる指先の感覚が命だと思うんですよね。

書も筆を介してはいますが、筆先が紙を触っていく感覚、筆の毛が紙の上を滑りすぎず、程よく繊維を捉えながらもなめらかで指先に伝わる感覚、それが心地よいものであれば、書いていてとても気持ちがいい。その感覚に集中しているときは、没頭してしまいます。でもなかなかいつもそうはいかないですけどね。


何より道具は大事で、包丁がよく切れるから、まな板がどっしりと安定しているから、素材が新鮮だから、そして肩の力も抜けているから、あの軽快なシャキシャキが実現でき、千切りキャベツは時として楽しい。


お稽古も千切りキャベツも苦行ではありません(笑)

千切りキャベツ、楽しく続けていこう。


たまに一人で登るさぬきのゆる山道

心法書道

人は自然の一部 自らがよりよく成長するために 大自然の理を理解したい 世界の調和は自らの内なる世界の調和から 書道はそれを可能にするとてつもない芸術です

0コメント

  • 1000 / 1000