新規10月開講 大人書道一年コース(書道と太極拳教室)生徒募集
さわやかな秋晴れとなった東京、昨日10月開講クラスの体験会を行いました。
小中学時代にやっていて、大人になってまたやりたいと思いつつ、なかなか始められなかったとおっしゃる参加者さん。
そうなんですよね、子供時代学んだ方の中には、大人になってまた再開しようと思われる方が結構いらっしゃいます。いい先生のもと、子ども時代、きっと楽しくお習字を習っていたのだと思います。私も今教えている子どもたちに、受験などでもし一旦離れても、大人になってまた再開したいと思ってくれるよう願うばかりです。
心法書道の考え方について説明したのですが、事前にHPを見てくださっていてありがたかったです。
そして体験では、まず何種類かの千字文を見比べてもらいました。
「書いている内容は同じでも、こんなに雰囲気が違うんですね」と参加者さん。
選ばれたのは智永の関中本千字文、皆さんお目が高い、やはり智永の魅力はすごいですね。
初めてなので私の手本をみていただきましたが、なんともお上手!びっくりしました。
一般的な書道教室では、先生やその所属団体が推薦する古典を書くように言われることが多く、私もいくつか所属していた書道教室がありますが、いろんな古典を見て、書くものを自分で決めるということは一度もありませんでした。
「書は人なり」ですから、年を重ねるからこそわかる境地というのがあります。若いころ特に見向きもしなかった古典の書が、今ではうわ、すごい!と思うこともあります。
書道はただ字の書き方を学ぶわけではありません。
熟練の能書家が生み出した今に伝わる著名な書には、書き手の素晴らしい神経の伝達システムがいかんなく発揮され、愛され尊敬される人格、他者や世界に対する考え方や接し方、絶妙なバランス感覚、他に類を見ない審美眼、などなど書き手のあらゆる情報が内在しています。
それを読み取り、自分に落とし込む作業、それが古典臨書だと教わりました。
何より古典は、単純で画一的な字ではないため、どうすればその線がひけるのか、どうすればそのバランスが保てるのか、どんなテンションなら書けるのか、観察するのも楽しいし、それを再現できたときの喜びはたまりません。
それができたからってなんだというの?!と思われるかもしれませんが、臨書において全く同じように書けたとき、書き手と全く同じ神経伝達ができたという証拠なんです。
つまり、愛され尊敬され、素晴らしい人格者だと認められた人物と、その一瞬だけでも同じレベルになれたことになります。その全く同じ瞬間体験をひとつでもふたつでも増やしていくことで、自分を形成する身体のシステムがその素晴らしい人物に近づくことになります。
話が難しくなりましたが、良質の書を学ぶと、心は清々しく整い、日常において良質の判断と良質の行動ができるようになる、そしておまけに字が上手になるということです。
古典の魅力を感じ、その学ぶ面白さを実感できるようになったら、自分で学べるようになります。全くの初心者でも安心してください。基本点画からじっくり指導します。
少しでも興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
この秋から心を養う書道、一生の楽しみをひとつ増やしませんか?
今回、太極拳の先生とのコラボ企画でもあります。
太極拳の体験もとても面白かったです。
太極拳というと、音楽をかけて何やらゆっくり動くというのを想像されるかと思いますが、申先生の講座では、身体の使い方をとても丁寧に教えてくださいます。
生まれて初めて二の腕のだらしなく垂れた筋肉を動かしました。
この子も役に立つんだ~と感動(笑)
書道だけでも太極拳だけでも受講可能です。
どちらも受講くださると、割引がございます。
書道のお問い合わせはこちら
心法書道 慧竹
shinposhodo@gmail.com
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