モーニングノートにおすすめしたいこと

この春から始めた朝の習慣、モーニングノート、そろそろ梅雨の時期を迎えそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、ジュリア・キャメロン著「ずっとやりたかったことをやりなさい」のあれです。


書く瞑想と言われるジャーナリングを朝起きてすぐ行うもので、ノートに思いついたことをなんでもいいからただ書き出していく作業、正直続くのかなと疑わしかったですが、気持ちの良い習慣として定着しています。


書に携わる人間として筆で字は書きますが、日記をつける習慣がなかったですし、就学時代をとうにこえ、ペン(硬筆)で毎日毎日大量の文字を書くという作業をいつからかしなくなっていました。著者がすすめるのは、A4ノートに3ページびっしり書く。相当な量です。


私こんなこと気にしていたんだ、と気が付いたり、やらなくてはと思っていたのに手を付けていなかったことを明確に整理できたりします。

また、心に引っかかっていたことを書き出し切ってしまうと、日常生活の現実は変わっていなくても必要以上にそれに悩まされなくなったりして、これはまさに彼女のいう【脳の排水】をすることで、左脳がくたくたになっておとなしくなるおかげなのでしょう。


とまぁ、ジャーナリングの効果については、いいことがいっぱいなので気になった方はやってみていただきたいのですが。


視覚的な情報過多になった現代の人には、思いついたことをすべて手書きしていくというのが最初とてもまどろっこしく感じます。しかし頭に浮かぶスピードを、手書きというスピードに落とすことが実は重要らしいのです。


繰り返しますが、著者がすすめるのは、A4ノートに3ページ。

やってみましたが、それって日本語だと相当な時間がかかります。


そこで、みんなどうやってやっているのだろうと、よくよく他の人の解釈を調べてみたら、書くページ数はそれほど気にしなくてよくて、目安は時間、30分というのを基準にするといいそうなんですね、なるほどーそうですよね。なので、私は朝30分と決めました。


それから文字の問題ですが、英語の筆記体で横書きでサラサラ書くのと、漢字仮名交じりの日本語とではわけが違います。


これは専門領域なので、私の意見を述べましょう。

モーニングノートにおすすめしたいこと2点、おまけに1点、計3点。


① 縦に書く

漢字は縦に書くように作られています。

基本的には左から右へ、上から下へと書き順は流れています。

ひらがなはそもそも漢字からできていますし、同じように下へ下へと書き進められるようにできています。縦書きにすることで、横書きよりはるかにペンの無駄な動きが減り、早く書けます。


② 草書を取り入れる

漢字はとにかく画数が多い。草書を覚えてしまえば画数が減り、点画がつながるわけですから一字書く時間が激減します。

とはいっても草書はおぼえなくては書けません、日常早書きするためには持って来いの字体なので、よく使う文字から取り入れるといいと思います。それに草書はかっちょいいんですよ。


そしてこれは余談ですが、一文字一文字、字の画数が減る分、字の中に空間を作りやすくなります。

最近のマイブーム、字の中の空間を造形すること。

これについては文章にまとめられたらまたブログに書きますが、最近はとかく字中の空間がとても心地よく感じられ、どんどんそうすることで字が明るくなりうきうきしています(笑)


おまけ

これは中国語を学んだ人は自然とそうなっていると思いますが・・・

③ 簡体字を取り入れる

簡体字とは、中国本土で使われている中国語のことですが、昔使われていた画数の多い繁体字にとってかわって今は草書のように画数を減らし、使い勝手がよくなっています。

実際は、草書と同じ字もあれば、そこまで簡略化していない字もありますが、一度簡体字をおぼえてしまうと、手紙など他の人に見せるものでない限り、漢字は簡体字になってしまっています。


草書と簡体字どちらが出てくるかは、その時次第ですが、簡体字は多く出現します。


草書は書道を習っている人だけのもののようですが、実はとても実用性に富んでいます。

モーニングノートが定着し、何年も続いている人が多くいると聞きます。

そんな方には、ぜひ草書をおすすめしたい。


通りがかりのもこもこ紫陽花

心法書道

人は自然の一部 自らがよりよく成長するためには 大自然の理を理解することが大切です 世界の調和の第一歩は 自らの世界が調和すること 書道はそれを可能にするとてつもない芸術です

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